2016年12月8日木曜日

<ものづくりサークルリレー> 
東京農工大学工学部 航空研究会




 我々、航空研究会は、主に空を飛ぶものを製作している東京農工大学工学部のものづくりサークルです。我々は、毎年夏季に開催される全日本学生室内飛行ロボットコンテストと、春季に開催される種子島ロケットコンテストへの出場を基軸として、日々設計・製作活動を行っております。


我々のサークル活動では、「自分たちの作りたいモノを、自分たちの作りたいときに、作る。」をモットーに各サークルメンバーの自主性・創造性を重んじており、自分たちの作りたいものを自分たちの力だけで設計し製作スケジュールを立て、限られたスペースと資材の中で工夫をしながら多種多様な機体の製作活動を行っております。我々が普段の活動で製作しているものは、ラジコン飛行機やマルチコプター(いわゆるドローン)や、モデルロケットなどです。
ラジコン飛行機は年間を通して我々の活動で最も多く製作されている機体です。全日本学生室内飛行ロボットコンテストに向けた機能性重視の飛行ロボットや、ディテールに拘ったスケール機、運動性の高い操縦練習機など、見た目でも、またその機体性能においてもバリエーション豊かな機体がたくさん製作されているのが、我々航空研究会の最大のウリです。
また、マルチコプターはチーム発足からまだ2年足らずと我々のサークル内でも比較的新しいチームではありますが、機体を一から設計し、3Dプリンターなどを駆使して部品から自分たちで製作を行っている、今航空研究会の中でも最も勢いのあるチームです。
そして、モデルロケットは黒色火薬を燃料に用いた小型のロケットであり、我々は種子島ロケットコンテストの各部門に向けて、様々な形状で特徴的な機能を持ったモデルロケットを製作しております。風のない晴れた日に、自分たちが製作したモデルロケットが天を突くように真っ直ぐ白煙を上げながら鋭く飛んでいくその姿は、何度見ても我々製作者の心を感動させます。
また、我々航空研究会では機体の製作活動の他にも、学年間の親睦を深めみんなと楽しい思い出を作るために、春季にはBBQ大会、夏季には夏合宿など、季節ごとに様々な行事を開いております。みんなで楽しく笑い合いながら同じ釜の飯を食い、普段の活動を振り返って夜遅くまで語り合うことも我々のサークル活動の楽しみの一つです。
さて、先述の通り我々航空研究会は全日本学生室内飛行ロボットコンテストと種子島ロケットコンテストに出場することを目標としておりますが、こちらの二つの大会で今年は以下のような成績を残すことができました。3月に開催された第12回種子島飛ロケットコンテストでは、ベストプレゼンテーション賞、チーム賞などを頂きました。そして、この種子島ロケットコンテストに向けて我々が製作に取り組み、大会に臨む一カ月間を、BSジャパンのドキュメンタリー番組「運命の日~ニッポンの挑戦者たち~」にて、2週にわたって放送して頂きました。また、8月には、第12回全日本学生室内飛行ロボットコンテストにて、ユニークデザイン部門では準優勝、初出場のマルチコプター部門にて準優勝、特別賞のベストパイロット賞を頂き、一般部門でも特別賞のMATLAB/Simulink賞を頂きました。


現在我々は、来年の種子島ロケットコンテストに向けて製作活動を行っております。そして、これからも明るく楽しいものづくりサークルとして活動を続けていけるように部員一同日々、精進していく所存でございますので、ホームページなどで我々の日々の活動を見て頂けると幸いです。


東京農工大学航空研究会 http://web.tuat.ac.jp/~birdman/